寿「蛍!!」


通学に使ってるバスを降りてすぐ、近くで待っていてくれた蛍(私の彼氏)を呼ぶ。


いつもローテンションの蛍は朝は更にローテンション。


蛍「寿々奈(スズナ)」


彼と付き合って半年。
いつまで経っても彼が私の名前を呼ぶと胸がトクンと音を立てる。


寿「待たせてごめんね?」


蛍「平気」


そう言うと蛍は学校へと歩き出す。


手も繋がない。
微妙な距離は私と蛍の間では拭えない距離感。