困ったように笑うサラさんに、ちゃっかり癒されていると、、、 「もう、あたしばっかり!明ちゃんは?本当は奏さんと…」 「あたしが?!」 聞き返すと、今度は目をキラキラさせて、あたしをのぞき込むサラさん。 「いやいやいや、確かに何度も助けられてますけど…付き合ってはないですよ」 「そうなの…やっぱり奏さんの片想いか、、、」 「え?」 ちょうどマイクのキーンっていう音と重なって、サラさんの声が聞こえなかった。 「ううん、なんでもないよ!」