君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて




のんびり歩く、あたし達のリズム。

砂浜は、あまり足音はしないけど、合わせなくても合うって感じで。

窮屈でも、なんでもなくて、、、


ただ、自然だった。


「見せたいものがあってさ」

「なんですか?」

「、、、あれ」


足元を見る目を上げると、目の前に、高そうなドラムセットが1つ置いてあった。


「あれって、、、」

「俺の」

…でしょうね。


「外で、聞きたいって言ってたでしょ?」

…まさか、、、


「聞いてね、俺の音…」