「明ちゃん、海好きそう」 「ビンゴ、です」 …あぁ、だから合ってたのかな? 「それに、、、」 江口さんが何かをいいかける。 「こじ開けてみたい」 「はい?」 「…俺達の音を理解する君の、心を、、、」 何も言えなくなってしまったじゃないか。 …ただ、1つ言えるのは、 「信号、青ですよ」 今あたしは、どこに向かっているのかさえわからない。 暗い道のりを、ただ迷いなく進む江口さんの横顔を見ると、それだけで顔がほころんでくる。 …ま、誰にも言わないけど。