光は、ゆっくり手を離した・・。


「絶対あきらめねぇ・・・」


そして、そう呟き・・教室を出ようと
する

光・・・・・・。


すると、クラスの女子が・・


「どこに行くの?」


そう問いかける。



光は、迷いなく答える・・。



「もちろん、俺の彼女のところだけ
ど?」

「えっ・・でも・・」

「俺らは・・別れてねぇから」


そう、迷いなどはないんだ・・。



―――。




「ヒック・・。やばい・・」



そろそろ、目が痛いな・・・。


鳴き過ぎたや・・。




「快李・・大丈夫?」


そんなとき、誰かが優しく声を
かけてくれた。



「な、茄歩ぉ!!!」