神谷斗真は謎すぎて分からない。 この人から逃げることは不可能な気がする。 私は放課後になるまでずっと解決策を練っていた。 こうなりゃ全ての謎を解いていくだけ。 仲良くなって(上辺だけだけど。)そっから振ったら彼も諦めがつくはず。 そして放課後のチャイムが鳴って3秒後に彼は来た。 「…友美…咲絢。 私、頑張る…から……。」 遠い目をして話している私にふたりはガッツポーズを贈ってくれた。