「陽菜、手術も成功して、本当に元気になった」 「おばさん…」 「こうちゃんのお陰よ。ねっ、そうでしょ?あなた」 涙を流すおばさんが振り返る先に、 苦い顔のおじさん。 「あの、俺、陽菜が好きで、陽菜を一生、 守りたい」 「そうは言ってもなぁ」 参ったという風に頭をかく。