「ったく、誰に似たのかね、その突っ走るところ」 「多分、あなただと思いますが」 わざとそう言うと、 耳を引っ張られ、 「行くよ!」 「いてぇーし!どこ行くんだよ!」 「そうと決まれば行くところがあるだろうが!」