「え?おばさん…」 「愛の力ね。やっぱり愛よね」 なにやら興奮している様子の、陽菜の母さん。 「隠してもダメよ」 左手を目の前に突き出し、ほくそ笑んでいる。 ペアリングだ。 「私もお父さんとデートでもしてくるわ。じゃ、あとはお二人で」