ま、これでいっか。

休み時間に下駄箱に入れて、放課後に帰る頃には、

「早っ!」

もう日記帳はなくなっていた。

こいつは忍者か。

俺はなんだか可笑しくて、笑いながら学校を出た。

(陽菜sideへ)