「もうやめてあげて!」 「…おばさん」 「こうちゃん、陽菜、頑張ったの。すごく頑張ったの」 おばさんが涙を流して続ける。 静かに、 優しく。 「ずっとずっと頑張ってきたの。だからね、少し、休ませてあげて。おばさんも、今すぐに目を覚ましてほしいの。でも、信じて待ちましょう。こんなに頑張ったんだもの。きっと戻ってくるから」