後輩にもみくちゃにされ、気がついたらボタンが一個も…。 「ほらよ」 ポイッと投げた。 「ちゃんと残しておいたぜ」 第二ボタンを、大事そうに両手で握りしめている陽菜。 ニンマリしている。 「でもよ、普通は後輩が欲しがるんじゃね?」 「誰にもあげない」