「雷、怖いの?」

「ば、バカ言うんじゃねーよ!」

「怖いんだ」

「ウッセーな!ほら行くぞ!」

また鳴るとヤバイので、さっさと屋上をあとにする。

あの様子ならうまくいくだろ。

「怖いんだー」

ずっと笑っている陽菜の口を口で塞いでやった。