それからすぐ、俺は眠った。 看病は瑞穂に任せて帰るように言ったんだが、声が聞こえる。 陽菜と、瑞穂の。 「ありがとね」 「え?」 「あんたと付き合うようになって、あいつ変わったよ」 「変わった?」 「ああ。優しくなった」