「なんでって…。あたしは諦めない。絶対に諦めないから!」 せっかく拾ったラブレターを床に叩きつけ、真優美は走っていった。 胸をユサユサさせながら。 フーッとため息をつき、ラブレターを拾い、下駄箱の中を見る。 まだ日記帳は入っていない。