「お前が入れたのか?」 俺が問い詰めると、真優美は目に涙を浮かべて、足元に散らばったラブレターを拾う。 「あたしじゃない。あたしはラブレターなんて書いてないし」 「ラブレター?」 「何度か中を読んだり捨てたりしたけど」 「なんでそんなこと」