夕方までまだ時間がある。 ちょい寄り道すっか。 ガシガシとペダルを漕いで着いたのは…。 「海だ…」 チャリから下りた陽菜が、浜辺に走っていく。 「おい!あんま走んなって!」 慌てて追いかける。 なぜかあいつ逃げやがんの!