後ろで騒ぐのでスピードを上げる。 坂道も一気に駆け下り、 キャーキャーッ‼ 陽菜が喜ぶが、ブレーキをかけ、スピードを落とす。 こっからはゆっくりだ。 俺は大事なことを忘れていた。 自分一人じゃない。大切なやつを乗せてるんだ…。