腕組みして見下ろす瑞穂が、片方の眉を上げる。 「お前に関係ねーし」 「それが関係あるんだよ、病気した者同士な」 「もういいんだよ」 布団を掴んで寝転がる俺を、 「よくねーんだよ!」 瑞穂が声を張り上げた。