そう怒鳴ると、 弟の大志が階段を下りていく音が聞こえた。 俺は布団を頭から被る。 むしゃくしゃは取れない。 どこも行く気がしねー。 何をする気もしねー。 こうなりゃふて寝しかないだろう。 だから目を閉じたのに…。