俺は肩を怒らせ歩いていた。

すれ違うヤツらが道を開ける。

それくらい俺の頭からは、湯気でも出てんじゃねーか?

「おい幸樹、待てって」

後ろからヒロが追いかけてくるが、知ったこっちゃねーし。

塾も行く気になんねー。