「あいつの言ったこと気にしてんのか?」 ベッドに腰掛け尋ねる。 しばらく間があったが、膨らみが動いたので、どうやら首を振ったみたいだ。 「じゃ、風邪か?」 これも首を振る。 「顔、見せてくれよ」 優しく言うと、のっそりと陽菜が体を起こす。