「でも一つ約束して」 「なんだよ?」 「なにがあっても、あの子を嫌いにならないこと。大事にしなかったら八つ裂きにしてやるから」 「ああ、八つ裂きでも丸焼きでも構わねー」 「気に入ったわ。今から陽菜に会わせてあげるから、静かにね」 そう言って、そろりと家の中に入っていく。