「なんで[おはぎ]なんだよ」 そう、皿には手作り感満載の[おはぎ]が並んでいた。 口元にアンコをつけた(こいつ食いやがった!)瑞穂が言う。 「明日、腐るくらいチョコレート貰うだろ?だから気を利かせたんだよ」 「嫌がらせだろうが!」 「試しに食ってみろって」 「ぜってーヤダね!」 俺は断言した。