ハッと顔を上げた真優美が走り出す。 「ちょっと待てよ!」 駆け出し、真優美の手を掴んだ。 「なんで急に逃げんだよ?」 「こ、幸樹が悪いんだから!」 「なにが?」 「あんな日記書いて、ダサいったりゃないわよ!」