「俺らも、そろそろガキを卒業しねーとな」 ヒロがカッコつけて言うんで、 「まだ15だぜ?」 「いつまでも親に甘えてられっかよ」 「だな」 「でもな、俺とお前はいくつになっても変わらずにいようぜ」 ヒロが手を差し出す。 その手は汚れていた。