それから俺は、ヒロに全部話した。 恭平がいなくなった寂しさ。 あいつが病気になった時の、自分の不甲斐なさ。 病気のことはヒロも知ってるし、あいつはヒロが悪さをしたら本気で殴る。 人の子だろうと関係ない。 その思いはヒロにも伝わっていて、俺より見舞いに行ってたくらいだ。