――… 「落ち着きましたか」 「…ん」 徐々に落ち着きを取り戻して二宮の胸を押すと 背中に回っている手の力が弱まった。 「…ふっ。すげー顔だけど」 「うるさいなっ。てか、離してよ」 あたしは二宮の腕の中でもぞもぞと動いた。 「嫌だ」 …だから、子供か! 「何で?離してよ。 こんなところ誰かに見られたら…」 「今授業中だし 誰も来ないだろ」 「そういう問題じゃ…」 なんなんだ、コイツ。 「二宮、離してってば」 「ねぇ」 「なに!」 「俺、今彼女募集中だよ」