「……ただいま。春樹」

「お帰りなさいませ、お嬢様」


ちぐはぐな会話。

いつもといえばいつもの会話だが。


学校から、帰って部屋に自室にもどった恵理夜。

そこへ、春樹が出迎えの挨拶に訪れたところだった。