「・・・やっと入学式か・・・」


ジリジリと五月蝿(ウルサ)い目覚ましを止め、圭也のベットの方を眺める。

抱きまくらを抱え込み気持ち良さそうに眠っていた。
今すぐ圭也の元へ行き、息の根を止めたいという衝動をなんとか抑える。



寮に入ってから7日間。
長かった。

いや、こゆかったと言うべきだろう。


原因は、コイツ。

馬鹿面で眠っているコイツだ。



コイツのせいで
希夜の脅威が増し

コイツといると
ろくなめにあわない。


スマイル交流の以降からも、不良っぽい怖面の先輩を紹介されたり、学園内の噴水に落とされたり、希夜にちょっかい出して追われたり、散々だった。


7日間でこんなに疲れてしまうなんて・・・



せめて部屋換えて欲しい。