男装人生




「お、俺も凛と一緒に行ってくる‼」


皆の顔を見る余裕なく、走り出す。



「は?なに怜悧っ?ちょっ‼行くなっ‼」



圭也の手がかすったのが分かった。
だが、振り向くことなく凛のいる場所へ走る。


圭也の顔見たらきっと迷ってしまうからね。




とぼとぼと歩く凛達にはすぐに追いついた。

運動をあまりしてないせいか、息切れして苦しい。


大きく深呼吸して、凛の袖(ソデ)を引っ張った。




「・・・れいり・・・?」


振り向いた凛の顔は驚きに目を見開いていた。
そして、すぐに嬉しそうな表情に変わる。



「お、俺もお茶会参加したいと思って。」


「・・・・そう。」


樹里ちゃんのオーラが怖い。
あぁ~邪魔だろうな~私。



「行こうっ。怜悧。」


普段あんまり感情を大きく表現する方ではない凛だが、明らかに元気になったことがわかる。

それだけで、凛についてきて良かったと思えた。



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