しっかり怜悧を握っているせいで、樹里ちゃんが引っ張ろうとも離れない。
「凛、さま?」
「・・・怜悧も・・・」
えぇーー⁉
私一人、気まずくないか?
樹里ちゃんも、えっ?って顔してる。
「えと、怜悧くんでしたよね。」
「は、はい・・・」
「怜悧くんも凛さまとお茶したいの?」
「え、あぁ~」
にっこりと樹里ちゃんが笑う。
あれ?
目が笑ってない。
笑ってないよーーー‼
どう答えようか迷っていると、もう片方の空いた腕の袖を誰かが掴んだ。
怜悧より大分背が高いから、見上げるような形になる。
全身で"行くなー"って言っているようにみえる。
って今度は圭也かよっ‼
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