「後ろの子たちは?」
ミッキーが話に加わる。
「しおりです。」
「由紀です。」
ボブの可愛い感じの子がしおりちゃんで、ショートカットに眼鏡の真面目そうな子が由紀ちゃん。
「りんりんに、こんな可愛い友達がいたとはなー。な、ハル。」
「りんりんも、隅(スミ)に置けないねぇ~」
「えっ//そんな・・・」
ミッキーも意外とやるな。
涼しい顔をして、可愛いとか言ってる。
凛は複雑な表情でハルとミッキーを見ている。
そうだった。
凛、覚えてないんだった。
「あのっ、旅館で働いているのは莉歩だけで、私達は國亘くんとはしゃべったこともないんです。」
「あ、そうなの?あれ?由紀ちゃんは、"國亘くん"なんだ。」
「莉歩の凛太郎坊ちゃんは旅館の従業員がみんなそう呼んでいるみたいで、莉歩もそう呼んでいるんです。」
「私達はその呼び方止めた方がいいと言ってるんですけどねぇ・・・」
由紀ちゃんとしおりちゃんが苦笑いしている。
「ちょっと‼私が変みたいな言い方しないでよ。國亘くんなんて呼んだら、樹里(ジュリ)ちゃんになんて言われるか・・・」
「ジュリ?」
「いえ・・・」
莉歩ちゃん、さらに青ざめてる。
凛も何故か、その名前にビクッと肩を震わせた。
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