「にしても遅い。」


食事を終えるぐらいにはもう十分経ったはず。
だが、部屋の電気がつく気配がない。


ぐぅ~


お腹も減ったし

疲れたし


暇だし・・・


圭也は一体何をしているのだ。

鈴音も、最初こそお尻を地面につけないように座っていたのだが今はだらんと足を伸ばしきっている有様だ。

Dクラスの連中に追われた後だからしょうがないけどさ。



「鈴音。しりとり、しよう。」


「え?」


何かで気を紛らわさなきゃやってられない。

ぐぅ~

お腹すいた・・・



鈴音も私の気持ちを察したのかすぐに“しりとり”と言ってくれた。


ーーー・・


私)「カマキリ」


鈴音)「理科」


私)「亀」


鈴音)「メダカ」


私)「カブトムシ」


鈴音)「シカ」


終わることないしりとり。
アレ?私イジメラレテル?

まだまだ続きそうだと肩を落とし、しりとりを再開したその時!


「かーね「誰だ‼」」





人!?

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