星のナミダ



イルサの首筋に冷たい汗が浮かびます。

心臓がいやにドキドキ高鳴っていました。


「えと、わたし、中で絵本読む方が好きなの」


下手な嘘でした。

嘘をついたとばれたら確実に嫌われてしまいます。


ちゃんと本当のことを言えばよかったと今さらになって思いました。


「そっか!でも、外で遊ぶのもおもしろいぜ!」

でもラースはそんなことまったく気づかずに、イルサに笑ってくれました。

おひさまみたいだ、とイルサは思いました。


「一緒に遊ぼう」


おひさまの誘いを断ることなんてできなかったのです。

おひさまはみんなの神様で、だからその誘いに乗って外に出ることは悪いことじゃない。

イルサは自分にそう言い聞かせました。