ラースに訊ねられ、イルサはあわてて首を振ります。
「そんなことない…っ」
「なら、よかった」
安心でラースの顔がへにゃっと緩みます。
友達が増えたことがうれしくて、だから気付かなかったのです。
「なぁ、イルサはそとで遊ばないのか?」
イルサがここに独りでいる理由なんて。
「…イルサ?」
イルサの表情は凍りつきます。
どうしよう、どうしよう。
体が弱くて外に出られないことを、ラースには知られたくありませんでした。
もしそのことがばれたら、ラースに嫌われてしまうかもしれません。
それだけは嫌だったのです。


