「…ははっ。やっと、泣いてくれた」

「ず、るいよ。こんな…っ」


こんなの、うれしすぎて。

泣いてしまうに決まってる。


好きだ、好きだ、ラースのことが。

「5年前から、好きだったよ」

ラースの衝撃発言に、私は泣きはらした目を丸くする。

いたずらっぽい笑顔も、泣きそうな笑顔も、

「一目ぼれって、信じる?」


おひさまのような笑顔も。

「…信じる」

あなたのすべてが、好きです。


小さな六等星でも、精一杯あなたを照らすから。

どうかずっと、笑っていてください。


end.