私の涙は今もまぶたの奥で凍りついたままだ。
この氷のような涙が砕けて溶けて星屑のようにキラキラしたものになれば。
ラースは私のことを、見てくれるのかな。
「私、泣きたいよ」
それは他の人が聞けばとてもおかしいことのように思えるかもしれない。
でも私は泣きたい。
彼のように素直に笑って、怒って、涙を流せる人になりたい。
おひさまにはなれなくてもいい。
お月さまにもなれなくていい。
私は夜空で小さく、ぼんやりと輝く星になりたい。
どれだけかすかな光でも、誰かを励ませる人になりたい。
「イルサは、いつもまっすぐだな」
「そんな、こと…」
ラースの一直線な視線が私を射ぬく。


