だから、私は。
「体が弱くて、外に出るのも、禁止されてたの」
「…本当に?」
こくっとうなずくと、彼は抱きしめる力を緩めた。
表情が見えないから、今ラースが何を思っているのかわからない。
言えたという達成感と、今まで黙っていた分の罪悪感がないまぜになる。
「ラース…」
「何、イルサ」
名前を呼ばれるたび、胸が踊る。
心が跳ねる。
こんな気持ちにさせてくれるのはラースだけだよ。
「だまってて、ごめんね…」
ふにゃふにゃと滑舌悪く口にすると、ラースは私に顔を見せないまま言った。
「うん、すっげぇ傷付いた」


