「あ、のね。ラース…」
体が弱いことを打ち明けるなら、今だ。
そう思うのに、早く言いたいのに、咳が引っかかって言葉がうまく出てこない。
「あのね…っ」
ラースが私の背中をぽんぽんと優しく叩く。
「焦らなくていいから」
ゆっくりと息を吸って、声を出す。
「私ね、今まで、言えなかったの」
「うん。何を?」
言わなくちゃ。
ずっとこのまま隠すことなんて、できないから。
「私、小さい頃からずっとこうなの」
逃げてきた。
言わずにいた。
でもそれで本当に仲良くなったって、言えるのかな。
きっと、ラースは言わないだろう。


