「え、ラース?」 「中で遊ぶなら、大丈夫だろ?」 自慢そうに笑う姿が何だかおかしくて、少し笑ってしまう。 ラースも、それにつられるみたいにへにゃっと笑った。 「何して遊ぼっか」 そう訊ねると、ラースは私の隣に座った。 肩と肩が触れ合う距離。 「俺さ、イルサといると安心するんだ」 急に肩が重くなって、彼が頭を乗せてきたことがわかる。 5年前にはなかった、駆け抜けるように速い胸の鼓動。 体全体が、心臓になっているみたいだった。 息が詰まるぐらい、ドキドキする。