のろのろと起き上がると、ラースが蒼白な顔で私を見つめていた。 「イルサ、大丈夫か!?」 「うん、平気…」 「平気じゃないだろ!ひざもほっぺも血が出て…っ」 一気にまくしたてるような口調に、私は痛いよりも怖いと感じてしまった。 ラースが怒っている。 いつも優しい、ラースが。 そのまま彼は私に背を向けてどこかへ行ってしまった。 …どこ行くの、ラース。 待って、待ってよ――。