「よかったぁ」 安心してホッと息をつくと、ラースが私を抱きしめる力を突然強めた。 「ラース、く、苦しい…っ」 「…ごめん」 そう言いながらも、彼はちっとも力を弱めてはくれない。 「ヤバいって…」 ヤバいのはこっちの方だ。 いきなりこんな風に抱きしめられて、こんなに近くにラースがいて、ドキドキしないわけがない。 だってラース、初めて会った時は私と同じぐらいの身長だったのに、すごく背も伸びてかっこよくなった。 意識してしまうには十分なくらいに。