ちょっと怒ったように目を細めるラースの顔。 どうしよう、怒らせた? 頭の中はそればかり考えている。 「ごめんなさい…。怒らないで…」 「へ?」 ラースが大きな目をまん丸にする。 彼に嫌われることが怖い。 両手で口を覆うと、自然と肩が小刻みに震えた。 「え、イルサ?」 ラースがあわてたように私を引き離す。 「違うっ、俺は怒ったわけじゃないよ」 「え…」 「ただ、イルサはいつもごめんなさいばっかりだから…笑ってほしかったんだ」