「あの…」 私はその男子に声をかけた。 「…?」 ゆっくりこちらを振り向いたその男子は、 やや鋭すぎる眼を除けば、とても整った顔だちをしていた。 ――こんな人居たかな??? でも、こんなかっこいい人が居たら噂になってるだろうし…。 今思い返せば、彼は悪いほうの噂の張本人だった訳だけど、当時の私は知る由もなかった。