紅屑の記憶


「…………リシナ!!」


イヴは堪らず声をかけた


「はい
どうしました?」


リシナは笑顔で
イヴを見つめる


呼び止めてどうするの…
つい声をかけてしまった


リシナも忙しいのに
我が儘なんか言えない