紅屑の記憶


「目が覚めたら
もう…町の人間は
眠ってた…」


カイはそう言って
俯いた


「まずはそのお墓へ
行く必要がありそうですね…
案内して頂けますか?」


リシナの言葉に
カイは頷く


「カイ…大丈夫…
頑張ろう…?」


イヴの言葉に
カイは笑顔を浮かべた