紅屑の記憶


「……はぁっ…はぁっ…」


イヴは大きく吸い
リシナにもたれ掛かる


「……………」


リシナは何も言わず
イヴを抱きしめる


今彼がどんな顔をしてるのか
何を想っているのか…


私には分からなかった