俺はいつも 幼なじみの那未と一緒に登校している。 俺が那未と出会ったのは 小学1年のとき。 桜が舞っている学校の門を、 ワクワクしながら そしてドキドキしながら くぐったのを覚えてる。 初めての学校。 初めての教室。 初めての授業。 初めての給食。 初めての掃除。 …そして、友達。 なにもかもが初めてで、 なにもかもが新鮮だった。 そんなとき 俺は、那未と出会った。