「なぁ。一つ聞いてもいいか?」 「何?」 「イブは……。未来がわかるんだろ?」 昨日、あれだけ話して今ごまかすのも変な話よね…。 「そうよ。魔力の強い者は稀に未来を視ることができる。私も同じよ」 「んじゃ、俺のこともお見通しだったってわけか…」 「いいえ。視る力があるからといって全てのコトを視れるわけではないの。未来は未来。あなたがこれから作っていくものだから」 て、私…何えらそうなこと言って…。 松希の未来を変えたのは乱したのは…他でもない、私なのに…。